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ディープテック・シリアルイノベセンターが始動(名大) 全学部1年生対象にアントレ教育を必修化

東海国立大学機構名古屋大学では、新たな教育研究組織として「ディープテック・シリアルイノベーションセンター」を令和5年4月に設置し、活動をスタートさせた。学士課程から博士後期課程まで階層的に、大規模かつ学際的にアントレプレナーシップ教育を行い、名大の持つ高度技術シーズの社会実装を加速する土壌を醸成することによって、イノベーションの創出を加速するための基盤となる新しい価値観を生み出すことのできる人材を育成している。

アントレプレナーシップ教育は、起業家(アントレプレナー)を育成する教育ともいわれ、雇用環境や産業構造の変化にともなってここ数年注目されている。しかし、センターの行うアントレプレナーシップ教育は、単なる起業家育成教育ではなく、企業人、研究者、全ての社会人に必要な基礎力育成を目的としている。

劇的に変化する現代社会を生き抜くための能力として、〝自ら課題を発見し、自分事として捉えて解決する〟起業家的能力(企画力、行動力、創造力、課題発見力、コミュニケーション力、理論的思考力、プレゼン力など)を身につけるもの。

このようなアントレプレナーシップ教育を、すべての学部の1年生を対象に必修科目として行う。また、座学のみの講座や、ワンデイ・イベント型のアントレプレナーシップ教育では不足がちな部分についても、選択科目として複数のメニューで提供する。

同センターには、大規模・超学部アントレプレナーシップ教育を行う「イノベーション教育部門」と、高度技術支援を伴うディープテックベンチャー起業支援を行う「イノベーション創出支援部門」の二つの部門を設置した。この2部門が協力し合って、〝人材に焦点〟をあて、「イノベーションによる社会課題の解決」を促す。