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東大・平田名誉教授「地震はかなり高い確率で起きる」 震災対策を皆がしないといけない

東京大学の平田直・名誉教授

東京大学の平田直(ひらたなおし)・名誉教授は11日、「巨大地震を考える」をテーマに日本記者クラブで記者会見を行った。南海トラフ地震の切迫性について語り、30年以内に70~80%に起きる確率を紹介。震災が起きたらすぐに逃げられるような対策の必要性を訴えた。

会見で平田名誉教授は「地震はかなり高い確率で起きる」と指摘。地震計は明治時代に発明された機械であるため、江戸以前に起きた地震の大きさは正確には分からないと説明した。その後、南海トラフ地震は統計では100年間隔で発生していると話し、地震発生の不確実性を話した。

「地震は何の前触れもなく起きる」。平田名誉教授は強調した。その一方で、「可能性が高まるデータを得ることはできる」と主張する。「日本で普段からの備えが何か分からない人がいることは問題だ」とし、耐震化や家具の固定、津波が来たらすぐに逃げられるような対策をしなければならないと訴えている。