日比野克彦学長による20thのキービジュアル
東京藝術大学大学院の映画専攻は今年、20期生を新入生に迎えた。それを祈念して 1〜20各期の代表作を集めた72作品の上映会を 来月13~27日まで馬車道キャンパス(横浜市中区)で開催する。
公開される作品には月川翔監督のカテーテルを作った中小企業の実話を作品とした「ディアファミリー」やドライブ・マイ・カーの濱口竜介による「悪は存在しない」、有名コミックを映画化した「違国日記」などが放映される。他にも五十嵐耕平や山本英らの作品が上映される。中には、学生時代に生み出されたものも含まれるという。
来月14日には濱口竜介と瀬田なつきの対談も予定されている。
映画専攻長の筒井武文教授は「20期までのすべての期の作品がセレクトされているので、この20年間の変化も伝えられる」と紹介。「15日間連続上映という期間は、ちょっとした映画祭の規模だ」と紹介し、「この20年間を振り返り、次なるスタートに向けて仕切り直すという目的で開催する」としている。