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お寺で考える「新たな防災」ワークショップ 阪大が9月7日に豊中市の東光院萩の寺で開催

大阪大学先導的学際研究機構「新たな防災」を軸とした命を大切にする未来社会研究部門(通称New-POD)は、9月7日㈭に「お寺で考える「新たな防災」ワークショップ」を大阪府豊中市南桜塚の東光院 萩の寺で開催する。

このイベントは2022年に大阪大で発足したNew-POD研究部門の知見を用い、分断された世界をつなげる〝新たな防災〟によって豊かな未来社会を構築する試みの一つ。

今回のワークショップは、歴史ある東光院をお借りして開催します。人間への理解を育み地域社会の核となるお寺で、各研究分野の最新の知見紹介をはじめ、参加型の座禅やディスカッションなどを行い、参加者全員で豊かな未来社会を構想する。

■「お寺」で考える「新たな防災」とは?

New-PODは分断された心の世界、実世界、を仮想世界によって繋いで、命を大切にする未来社会を構築することを目的として2022年に設置された。New-PODが目指す〝新たな防災〟とは、「防災」そのものを目的とするものではなく、「防災」という活動を通して、人口減少、コミュニティの衰退、産業の衰退、社会格差、気候変動など、現代における様々な社会課題・地球規模課題に立ち向かい、解決に向けた活動を継続することによって「共」を復活させ、私たちの「いのち」を輝かせること。

イベントでは、古くから人間への理解を育て地域社会の核となってきた「お寺」を会場として、東光院の地域連携の取組や、宗教施設を活用した防災活動にまつわる New-POD の研究成果を紹介する。

また、参加者全員で座禅を行った後ディスカッションをすることで、それぞれの立場の違いを超えて対話することを狙いとしている。