マイナビは20日、2026年卒業見込みの大学生と大学院生を対象としたインターンシップ・就職活動準備実態調査の結果を公表している。先月のインターンシップ参加率は37.1%で前月からおよそ1割増えた。
夏季休暇中に特に時間を取りたいことを尋ねると、「インターンシップ・仕事体験への参加」が73%と最大だった。参加の方針について、「期間が短い(半日・1日)就業体験のあるプログラムを中心に参加していきたい」が24.3%。次いで「期間が短い(2~3日程度)就業体験のあるプログラムを中心に参加していきたい」だった。
理想の就職活動スタイルは「就職活動を早く始めて、就職先をじっくり決めたい(早型・長期)」が5割を超えた。その理由に「自分の将来に関することは、じっくり決めて後悔のないようにしたいから」「早く始めた方が精神的にゆとりを持ち落ち着いて就職活動することができると考えたため」などが挙げられていた。
同社の服部幸佑研究員は「学生はキャリア形成活動を通じてキャリア観の土台を築くことが重要。周囲の状況に焦らずに自身の納得のいく活動をしてほしい」とコメント。「企業についても選考開始時期などのルールを守り、配慮ある活動を求めたい」と指摘した。
調査は先月20~31日にオンラインで実施。就職活動サイト「マイナビ2026」の会員2202人から回答を得ている。