マイナビは20日、7月度アルバイト・パート平均時給レポートを発表した。全国の平均時給額は1249円と3カ月連続で増加している。職種分類別では「医療・介護・教育」が1520円で最も高かった。人手不足の拡大が指摘されている「配送・引越・ドライバー」は前年同月比1.91倍の自給増加率となった。

調査は先月にアルバイト情報サイト「マイナビバイト」に掲載された求人を対象に実施した。

それによると、時給は「医療・介護・教育」が最大。「エンジニア・サポート・保守」が1500円、「イベント・キャンペーン」1429円と続いている。一方で、最低は「エステ・利用室」の1082円だった。

全年同月と比べて、「配送・引越・ドライバー」と「工場・倉庫・建築・土木」、「レジャー・アミューズメント」は約2倍に時給が増えた。エリア別では「関東」が最大の1334円で、「関西」1251円「東海」1176円の順。

同社の元山春香研究員は「『配送・引越し・ドライバー』の時給上昇が続いており、先月からさらに大きく増加した。による人手不足に加え、お中元などの贈り物や帰省の荷物などの配送需要が高まる8月に向けて人材の確保に注力しているのではと考えられる」と評価している。