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熊本大病院とバイエル薬品が連携 心臓リハビリ推進事業協定を締結 患者と医療関係者の知見を増大

(左)熊本大学病院の平井俊範院長(右)バイエル薬品の中村祐輔・マーケットアクセス&パブリックアフェアーズ本部長

熊本大学病院とバイエル薬品は20日、心臓リハビリテーション推進事業の協定を締結した。熊本県民の健康寿命延伸と心臓リハビリについての患者、医療関係者の知識向上のための活動を開始している。

心臓リハビリは、狭心症や心筋梗塞、心不全などといった病気がある患者に対して、寿命を伸ばしたり生活の質(QOL)を上げたりできる治療法の一つ。退院後もリハビリの継続が薦められているが、実施率は十分ではない。

同病院の辻田賢一循環器内科長は「県民が循環器病を予防し、発症しても安心して暮らせる熊本に貢献できることをうれしく思う」とコメント。バイエル薬品の中村祐輔本部長は「熊本大学病院および地域のステークホルダーと協業し、心臓病患者さんが再入院することなく生き生きと活躍できる社会を目指し、産官学連携を推進していく」とした。