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昭和大とユカリアが共同研究契約を締結 電子カルテのデータを新薬開発に活用

昭和大学と医療DXの「ユカリア」は、同社が保有する電子カルテ由来の医療データを格納した「ユカリアデータレイク」の医薬品開発シーズの発掘を目指した共同研究契約を締結した。電子カルテ内のテキストデータと医療情報を組み合わせて医薬品のニーズを抽出し、医薬品開発に貢献できる知見を創出することを目指している。

共同研究では、昭和大の百賢二准教授によるユカリアデータレイクの分析により、医薬品の需要を把握し、効率的な医薬品開発のための情報を構築する。

医薬品の開発候補となるような「剤形」や「使用感」、「包装」などに主眼をおき、「飲みにくい」、「使いづらい」という患者や医療従事者の声を見つけて製薬企業による新たな医薬品開発に生かす狙いがある。