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名大病院 患者情報アプリ「NOBORI」の運用を8月から開始 病院間の情報共有を効率化

名古屋大学医学部附属病院は今月から、患者情報管理アプリ「NOBORI」(ノボリ)を利用した個人情報を管理するデジタルサービスを小児外科限定で運用開始すると発表した。対象診療科は順次拡大していく予定だ。

NOBORIは患者の通院歴や検査結果、処方・画像などの医療情報をいつでも確認できるサービス。利用を申し込んだ患者のデータはクラウド上のデータセンターに安全に保存され、利用者本人が許可をすることでご家族や他の医療機関にも共有できる。これにより、医療機関を受診した際の情報共有の効率化や家族同士のサポートの質の向上などが期待されている。

内田広夫教授は「子どものときに受けた手術を大人になってから正確に示すことは難しい」と説明。「アプリを持ち歩くことで、過去の医療情報を伝え最適な治療につなげられる」とコメントしている。