文教速報デジタル版

BUNKYO DIGITAL

文教速報デジタル版

BUNKYO DIGITAL
順天堂大とエムスリーAI シンガポールの超音波解析企業の市場展開に共同 「レポート作成時間7割削減」

順天堂大学

順天堂大学と医療AIプラットフォームのエムスリーAIは、シンガポールの「Us2.ai」が開発する超音波画像解析ソフトウェア Us2.aiの日本での市場展開のための協業を開始する。同大が培った臨床治験を生かし、製品最適化を監修することで、大学病院から地方のクリニックまで使いやすい商品展開を目指す。

Us2.ai はAI を用いて心臓の機能などを評価する心エコー画像解析をし、心房心室の各種計測項目を検査した上、国際ガイドラインに基づく心機能評価を行うことができるツール。すでに25カ国で使われており、今後日本でも普及が見込まれている。

3者は導入のメリットとして「心エコー検査において、手動で全てを行う場合と比べ、検査技師による計測、レポート作成時間が70%削減されることが実証されている」とし「Us2.aiを上手く活用することで、現状の人員体制でより多くの検査を行える」と説明している。