京都大学フィールド科学教育研究センター（京大フィールド研）は、管理団体など里山に関わるグループを対象に広葉樹二次林における土壌と落葉の採取、樹木や下層植生の調査協力者を募集している。

プロジェクト名は「里山の土壌を知るプロジェクト～市民参加型の全国里山土壌調査～」。放置が問題となっている里山で土壌を調査する。具体的には管理されている里山と放置されている場合の双方を調べ、土壌の現状評価、伐採の影響評価を行う。

分析項目は、土壌環境（有機物量、pHなど）、養分（窒素やリンの濃度）、微生物（環境DNA）。必要な道具（調査キット）と調査手順のマニュアルは、京大フィールド研から登録されたグループへ送る。

募集期間は9月16日までで参加は無料。結果の報告会や参加者同士の交流会なども行われる。協力した団体には、トートバックと缶バッチが配られる。