ハカルテ
京都大学とデータ分析の「DUMSCO」は17日、がん患者サポートアプリ「ハカルテ」をリリースした。スマートフォンで体調を記録でき、主体的な治療やケアにつなげることで生活の質(QOL)向上に貢献するという。
患者はがんと診断されることや副作用により、QOLが低下することが分かっている。海外ではこれを管理することで治療成績が上がったという報告もある。ハカルテの症状記録やライフログ、メモ機能などで心身の状態を可視化することでQOLを客観的に評価し、医療者と患者の意思疎通をサポートするといった狙いがある。
監修者である京大の万代昌紀教授は「がん治療の専門家の視点もしっかり入ったハカルテが、患者さんに寄り添い、治療や日常生活に前向きに取り組むための、がん治療のパートナーになることを期待する」としている。