東京医科歯科大学
東京医科歯科大学とバイオ創薬ベンチャーの「ヒューマンライフコード」は今月から、ジョイントリサーチ講座「生涯免疫医療実装講座」を設置した。
両者は難治性自己免疫疾患について、さい帯由来間葉系細胞(さい帯由来MSC)の治療効果を検討し、治療効果発揮の可能性を確認している。
講座では共同研究で得た知見を患者や家族に届けることを目的として、自己免疫疾患レジストリや診療データ、バイオバンクを活用して疾患の特徴を解明する。
さらに、さい帯由来MSCを効果的な治療選択肢として開発し、難治性自己免疫疾患の早期診断と治療の実装を目指すとしている。
森雅亮ジョイントリサーチ講座教授は「難治性自己免疫疾患の早期診断および細胞治療を含めた最適治療の実現が主たるテーマだ」と紹介。「新規治療法の安全性と有効性の探索など多岐にわたる研究成果を導出していけるように精進していく」とコメントしている。