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四国大、2026年に「デジタル創生学部」を新設 実践的デジタル人材育成を目指す

デジタル創生学部のイメージ

四国大学は8日、2026年4月に「デジタル創生学部デジタル創生学科」を設置する予定であることを発表した。情報技術を活用して課題を解決する実践的デジタル人材の育成を目的としている。定員は100人を想定する。

四国大は徳島経済界などで、ICTを有効活用できるデジタル人材の不足を問題視。卒業生の6割が徳島県で就職する同大が、先進的な大学として地域の期待に応える人材を輩出するために新たな学部の設置を決めたという。

デジタル創生学部には、最新のデジタル機器を設置。AI・情報システム、デジタルイノベーション、メディアデザインに関する科目を設ける。そして、情報科を教える教諭や映像クリエーター、Webデザイナーなど多様な業界でデジタルの力を生かせる人材を育成していきたい考えだ。

松重和美学長は「地元経済界などの学外諸機関との密な連携により、実践的知識や技術の修得を目的とした授業やフィールドワークを実施し、地域社会や経済に貢献できる人材を育成する」と力を込めている。