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学生の内定保有率81.7% 就職後の副業検討は7割 マイナビ調査

マイナビは8日、大学生の就職活動などを分析する「大学生活動実態調査(6月)」の結果を公表した。約7割の学生が就職後の副業を検討している実態が明らかになっている。6月の内定保有率は81.7%、前年同月比で2.2ポイントの増加となっている。

調査は先月25日~30日の期間に、来年卒業見込みの大学・大学院生を対象に実施。3808人からオンラインで解答を得ている。

未内々定者に今後の活動の方向性を問うと、「今まで通り進める」のみが前年と比較して増え、50.0%で最多となった。「『業界』の幅を広げる」が30.7%、「『職種』の幅を広げる」が19.7%と続いている。

就職後の副業に関する考えを尋ねると、「金銭的に苦しくなった場合、行いたい」が約3割で最も多かった。「就職先の業務に慣れたら行いたい」が2割強、「副業を行いたい」が2割弱と続いた。副業を検討している学生が全体のおよそ7割に上ることが判明している。

マイナビの中島英里香研究員は「就職後に副業を検討している学生が6割を超え、学生の働き方への認識が変化している様子がみられた」とし「働き方が多様化している昨今においては、今後さらに就業条件やキャリアパスなどのすり合わせも重要になる」と分析している。