京都芸術大の学生作のイラスト
京都芸術大学は神社本庁、クリエイティブ事業を手掛ける「XPJP」と連携して伝統文化とエンターテインメントを融合した価値を訴求できる人材育成を目的とした連携プロジェクトを開始すると4日に発表した。
京都芸術大は教育面で連携して古事記や神道の講義を基に、キャラクターデザインや漫画制作を行う「夏季集中講座」を来月19日から共同で開講する。また、神社本庁から素材提供を受けて、神社向けの情報配信や同庁サイトのイラスト作成を行う。
同大は今後について「神社本庁より講師をお招きして日本神話や日本文化の発祥について理解を深め、全国の神社の伝承を物語化やキャラクター化して表現する」とし「全国の神社が地域に向けて情報発信をするために、若者にも興味を惹かれるようなキャラクターなどで京都芸術大学の学生が作る」と力を込めた。
3者は「継承されてきた日本文化を絶やすことなく、革新して未来へ受け継いでいく架け橋となることを目指す」としている。