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東京大学とフレーベル館が共同研究を開始 「集団共同型子育て」で子どもはどう育つのか?

左から)東京大学の野澤祥子准教授、遠藤利彦教授、フレーベル館の吉川隆樹・代表取締役、福田康彦・取締役専務執行役員

東京大学とフレーベル館は28日、同館が運営する「フレーベル西が丘みらい園」で人間の子育ての形である「集団協働型子育て」を実践して、子どもがどのように育つのかを検討するプロジェクトを開始した。

人間はたくさんの人に支えられて育ち、多くの人から支援を受けてきた。だが、少子化や子育ての孤立化、遊び場の縮小が進むことで、集団共同型子育てが失われつつあるという。

研究では都市部で園が子どもに関わる人々をどうつなぎ、関係を構築していくかについて方法を探る。そして、その関係性のなかで子どもはどう育つのかを実証しきたい考えだ。

東大の遠藤利彦教授は「今の日本の社会に再び集団共同型子育てについて、園を核として現代的な形で再生しようという試みだ」とし「未来の子育ち・子育てに向けて、一つの実現可能性の高いモデルを提示できればと考えいる」とコメントしている。