立教大学を運営する「立教学院」は18日、デロイトトーマツベンチャーサポート(DTVS)と「小中高大大学院一貫アントレプレナーシップ教育の研究と実践」についての契約を締結した。立教大のビジネスデザイン研究所で立教小学校から大学院までの一貫した経営教育を研究し、実践する取り組みを開始している。
同学院が掲げるリベラルアーツ教育を背景に、誰が聞いても間違えのない答えを求める経営教育ではなく、若者の多様な考え方から生まれる学院独自の起業家像の構築を目指す。
DTVSの考え方と取り組みが、同大学院の高柳寛樹客員准教授の立教的な起業家を構築するプロジェクトと一致したことを受けて契約に至ったという。
高柳客員准教授は「立教学院の一貫教育の中でサステナブルなプログラムにすることが私のプロジェクト。講義やワークショップという属人の形で残すのではなく、立教学院というプラットフォーム上の活動として受け継がれる考え方を構築をしたい」としている。
今年度はワークショップでDTVSと協力していくが、その後もデロイトグループが展開する起業家育成プログラムやビジネスコンテストで連携を行っていく予定。学校内だけでは完結しない環境を構築したい考えだ。