大阪大学はDX推進の一環として、全学の事務部門の約1600人を対象に、科学情報システムズ(SIS)が提供する生成AI「Knowledge Stack」の導入を開始した。
競争力強化の観点から、研究者が研究に専念できる時間を確保して質を高めるために管理業務の軽減が求められている。阪大では事務部門の効率化や高度化を図るためにデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進して、事務の強化を図っている。
今後については、大量の文書を扱う業務に対応できるようにするため、GPT以外の複数の大規模言語モデル(LLM)を利用可能とし、学内規程や通知文書をもとに精度の高い回答を生成できるAIを導入してより素早い動きを可能とする。
同大は「これからも先進的技術を活用して職員のパフォーマンスを最大限に引き出して高度化を進めるべく、DX推進や事務業務の改革に取り組んでいく」とコメントしている。