山梨大学の茅暁陽理事が率いるグループは、ぶどうの不要な粒を間引く作業で個数を測定するスマートフォンアプリ「粒羅(つぶら)」のテスト版を30日から開始し、全国のぶどう生産者に無料配布している。
粒を大きくするためには不要な実を採る作業が重要で、適切な数は品種ごとに決まっている。だが、果物を数える作業はとても時間がかかってしまう。研究グループは農業生産を行う「ドリームファーム」と協力して、スマートグラスの映像から数を推定できるAI(人工知能)を開発して特許を取得している。
利用対象者は全国のぶどう生産者で、期間は1年程度だという。専用フォーム(https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSf_u3ADmFVSIaQuHKnF5GXrM7TimHkiWf5U5pOFnG41lUiNIQ/viewform)からユーザー登録を行って利用できる。