東京農工大学は今年で創基150周年を迎えることを記念し、東京農工大学科学博物館2階(東京都小金井市)で同大の教育に用いられてきた教育掛図の公開を19日から行う。
デジタル技術のない時代には視覚教材として解剖図や病理図、土性(どじょう)図などが教室の中に掛けられ授業が行われた。東京農工大ではそれら図が収蔵されており、同日から「植物学教授用掛図」、7月9日から「イタリア養蚕教育掛図」、8月20日から「養蚕教育掛図・有益鳥類掛図」、10月15日から「地質・土壌学掛図」が公開される。
また、学生が教育掛図「有益鳥類掛図」を用い、資料を基にした科学コミュニケーションの企画に 取り組む予定。8月24日~9月30日まで実習成果を公表するとしている。