横浜市立大学は、今年度から同大卒業生の寄附による奨学制度を設置し、1回目の受給者6名を決定した。
同制度は、『NI コンサルティングチャレンジプログラム』と銘打ち、同大卒業生の長尾一洋氏(昭和63年商学部卒)の経営する㈱NIコンサルティングの寄附により設置された。長尾氏の〝世の中を良くするための夢やビジョンを抱き、自らの問題意識を掲げ、その解決に果敢にチャレンジする学生を支援したい〟という思いにより実現した同プログラム。応募の際に「学業成績」や「経済困窮度」などの条件を設けず、学生の「課題設定」や「チャレンジ」、「独自性」などを、小論文やプレゼンテーション動画により審査。今回、15名の応募者の中から6名の受給者を決定した。
同大では、今後も多様な才能、個性豊かな人材の育成に向け、学生一人ひとりが個性を発揮し、自ら課題解決する力を身につける機会を創出するために、本プログラムを活用することとしている。
■長尾一洋氏コメント「先行き不透明な時代のなか、既存の発想や概念にとらわれず、社会課題に意欲的に挑戦できる人材が望まれています。このプログラムは、ユニークな発想や熱意を持つ学生を応援したく、今年度より起ち上げられました。後輩諸君の積極的な活動を応援します」
左から相原道子学長、長尾一洋氏、小山内いづ美理事長