ミニマムモビリティのイメージ
大阪大学大学院と小型モビリティを手がける「KGモーターズ」は9日、超小型モビリティに特化した自動運転用データ収集システムとその登載を想定した自動運転手法の開発のための研究契約を締結した。
具体的な取り組みとして、複数のセンサーを利用する「マルチモーダル情報統合」と遠隔操作情報を用いた模倣学習による家庭用サービスロボットの自律化技術を援用することで、多様なタスクに対応できる基盤モデルを用いた自動運転手法の開発に取り組む。また、カメラやスキャナの情報を効率的に集められるシステムの作成も進めていく。
両者は今後について「共同研究により将来的にはMaaS(Mobility as a Service)を通じてのシェアリングや自動運転による新たな公共交通の形態を提案する」とし「最新の研究成果を実用化し、日本国内外でのモビリティ革新に寄与したい」と意気込んでいる。