青い月のメンフィス
早稲田大学と米カリフォルニア大学は共同で「英語能 青い月のメンフィス(Blue Moon Over Memphis)公演」を7月19と21日に開催する。能をベースにしながらもデニム素材を使用した衣装を使う画期的な演劇を行うという。
この作品は能に刺激を受けた劇作家が1993年に書いたもの。カリフォルニア大で披露すると、従来の概念にとらわれないことが評価されて大きな反響があったという。イベントでは世界各地から集まるシアター能楽メンバーが、自由で新しい演劇のスタイルを見せつける。当日は他にも舞囃子「高砂」と狂言「梟」が発表される予定だ。
この共同事業はファーストリテイリングの柳井正社長の寄付により2014年に発足した。日本文化研究者の知識と経験を世界に伝播させ、新たに創造することを目標としている。
19日の会場は大隈記念講堂(東京都新宿区)。誰でも参加可能で参加費は無料だ。21日は京都金剛能楽堂(京都府京都市上京区)となっている。ホームページ(https://www.waseda.jp/culture/news/2024/05/07/23727/)にある専用フォームから申し込むことができる。