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医療現場の教育課題を改善 教育プログラム「GrowSIM」 東北大とCERCITが開発

東北大学の久志本成樹教授らと医療教育用品を扱う「CERCIT」は共同で、教育プログラム「GrowSIM(グロウシム)~救急初期診療編~」を開発した。今月から全国販売を開始している。

GrowSIM は救急診療をする技能やチーム医療トレーニングを行い、指導者の負担を軽減できるプログラムだ。専門医が監修したシナリオを簡単な操作で進行し、学習者の行動を記録することでポイントをおさえた反省が可能だという。

指導者の準備や指導への負担は、働き方改革でより大きくなっている。そうした医療現場の課題を解決するためにGrowSIMは作成された。久志本教授らは「研修医らによる診察や病態評価、臨床推論能力、さらに、チーム医療実践能力を向上させる」と期待を寄せている。