東北大学と生成AIのスタートアップ企業「カサナレ」は、生成AIが虚偽情報を構築してしまう「ハルシネーション」の抑制に向けて共同研究を開始した。ハルシネーションを減らすことで、企業のデジタル化に貢献していくことを目指す。
世界の生成AI活用が加速しており、高品質な大規模言語モデル(LLM)データベースの構築が求められている。カサナレが得意とする情報探索と言語生成を組み合わせた高い質の「探索拡張生成(RAG)」はハルシネーションを削減することに有用とされている。
両者は「データ駆動型アプローチ(RAG)」「評価基準の開発(品質管理技術)」「大規模言語モデル(LLM)の推論能力強化」の3点で協働していく。2者は「生成AI活用におけるDX推進、及び日本社会全体の発展に寄与することを見据えている」とコメントしている。