文教速報デジタル版

BUNKYO DIGITAL

文教速報デジタル版

BUNKYO DIGITAL
名工大の徳田恵一教授、IEEEジェームス・L・フラナガン賞を授与 生成AIや音声アシストに貢献

名古屋工業大学の徳田恵一教授が電気情報系の国際学会であるアイ・トリプル・イー(IEEE)から「IEEEジェームス・L・フラナガン賞」を授与された。音声合成および音声信号処理に関する貢献が認められた。音声アシスト「アレクサ」や「シリ」などは徳田教授のアプローチの影響を受けているという。

徳田教授は統計的な生成モデルを用いた学習により、音声を生成する新しいアプローチを提唱。任意の話者の声質、発話スタイル、感情表現等を自在に生成可能であることを示した。これは生成AIによる話し手の音を作る「AI音声合成」の原動力となっている。

同賞はIEEEが関与する科学技術分野の最高の学術賞。これまで、ノーベル賞受賞者の江崎玲於奈氏や赤崎勇氏、中村修二氏も受賞している。