エヴァン・エコノモ教授

フロンティアズ研究財団は22日、持続可能性科学に関する優れた学者を表彰する「フロンティアズプラネット賞」のナショナル・チャンピオンに沖縄科学技術大学院大学（OIST）のエヴァン・エコノモ教授を選んだ。

初めて世界の無脊椎動物群に高解像度なマッピングを行った論文が評価された。無脊椎動物の生物多様性の保全に役立ち、さらなる発見への道しるべとなるという。

論文の協同著者である東北大学のジェイミー・キャス准教授は「このような取り組みにより、生態系の保全、そして私たち人間のウェルビーイングのために、なにを優先するべきなのかを、より正確に示してくれる」と賛辞をおくっている。

この賞は2022年に同財団によって創設された。2回目の今回は475の主要大学や研究機関から応募があり、23人の研究者がナショナル・チャンピオンに選出された。6月には約1億6700万円が贈呈される3人のワールドチャンピオンがスイスで発表される予定だ。