東北大学は総合データベース「dbTMM」について、条件を満たせば自席のパソコンからアクセス可能とだとしている。今後の研究開発への貢献が期待されている。
dbTMMは、全国の研究者が申請によって利活用可能なすべての情報が格納された大規模データベース。2016年のリリースから22年度には約45万人分の生活情報や38万人分の検体検査情報が含まれ、多くの研究に活用されてきた。
データはdbTMM カタログによって区域分けがされてきたが、これにより項目を組み合わせたときの研究が難しくなっていた。また、dbTMMにアクセスするには全国42カ所の遠隔セキュリティエリアなどに足を運ぶ手間があった。
今月からは「日本国内の研究機関および企業に所属すること」「ToMMo スーパーコンピュータの利用申請がなされた利用者であること」などの要件を満たし、アカウント作成管理料1万2000円を支払うことで本人のパソコンから利用可能となっている。
TMMプレリサーチのページ(https://sc.megabank.tohoku.ac.jp/pre-research)から手続きを行うことができる。