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先端量子ビーム科学研究センターを設置 ラジオアイソトープを基盤とする研究展開を実現 東北大

(左)強エネルギー電子シンクロトロン(右)大型サイクロトロン

東北大学は、がん治療などに使われる短寿命ラジオアイソトープ(RI)の生成能力を有する大強度電子加速器と大型サイクロトロンを持つ2つの学内研究センターを融合した「先端量子ビーム科学研究センター」を設置した。

近年、短寿命RIは、物理学・化学など基礎科学の分野のみならず、生体内元素の動きの同定などの生物分野、がん治療やPET診断といった医療分野など幅広い領域で活発に活用されている。

同大は「短寿命RIを利用した研究拠点として、電子とイオンビームの特徴と協調によるRIを基盤とした新しい研究展開が実現できる」としている。