文教速報デジタル版

BUNKYO DIGITAL

文教速報デジタル版

BUNKYO DIGITAL
阪大の睡眠フォローアプリ「ねんねナビ®️」にAIを搭載 子どもの眠りを改善

大阪大学の毛利育子准教授らの研究グループは、双方向性睡眠啓発アプリ「ねんねナビ®️」を開発した。弘前大学の斉藤まなぶ教授らと協力して、指導システムに人工知能(AI)技術を導入し、弘前市で社会実証を行っている。

ねんねナビ®️は1歳半~3歳の子どもを育てる両親を支援するアプリ。専門家やAIがアドバイスを行い、PDCAサイクルを用いて改善に導く。当事者に励ましのメッセージも伝えられ、子育てに苦労する家庭をサポートする。

これまで34の家庭が研究に参加。アンケートによると、「お子さんの睡眠に変化はありましたか」という問いに8割超が「改善あり」と回答。また、寝かしやすさやしつけについても「しやすくなった」と半数以上が答えている。

研究グループは「家庭への支援に AI 技術を導入したアプリを活用することで、日本の幼児がぐっすり眠る習慣ができ、情緒が安定した落ち着きのある子どもが増える」と期待を寄せている。