麗澤大学(所在地:千葉県柏市)が、独立行政法人大学改革支援・学位授与機構の「大学・高専機能強化支援事業(支援1:学部再編等による特定成長分野への転換等に係る支援)」に選定された。この支援事業は、デジタル・グリーンなどの成長分野で重要な役割を果たす高度専門人材の育成を目指し、予見可能性を持った改革を行うための基金設立による安定的で機動的な支援を提供するもの。
選定されたのは、来年4月に開設予定で、現在設置認可申請中の工学部。特に、研究機関や自治体等との連携による教材・教授方法の研究や、課題解決教育の準備を行う点が評価された。
具体的な計画としては、①外部機関と連携して学部生向けデザイン思考に関する新たな教材・教授方法の研究、②農業DX、街づくりを題材とした課題解決教育、③企業との学生参加型・共同研究の開催と推進‐などがある。
急速なIT化やDX推進により、さらなるIT人材不足が懸念されています。麗澤大では、こうしたなかで、「知徳一体」の教育理念のもと、人、社会、環境など自分たちを取り巻く世界の本質を洞察し、テクノロジーとコミュニケーションを通じた課題解決をリードする人材の育成を目指して、今後も工学部の開設に向けて取り組む方針だ。