東京学芸大学は、近畿日本ツーリストと連携し、学校を支援して協働できる旅行営業マンの育成を目的とした「学校支援コーディネーター養成研修会」を実施した。20人の社会人が受講し、仕事に有用な知見が得られたという。
研修会では身近な修学旅行に新たな価値を見つけ、同社の営業が学校に対して企画提案できるようになることを目的としたワークショップを28時間行った。その後、学びを業務で実践して反省し、課題を講師に提出したという。
参加者からは「『普段の授業と連携する』プログラムを提案することができるようになった」、「生徒アンケートでは高い満足度を得ることができた」などといった声が寄せられている。
講師を務めた同大の西村圭一教授は「デジタルネイティブと呼ばれる高校生には、人との対話を通して、多様な価値観の存在を知る機会が必要とされている」と説明。「教育旅行社がそのような学習を、教員・生徒とともに共創していくことを目指している」と述べた。