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繊維産業でのLCA人材育成コンソを発足 信州大が検査機関4社と

信州大学と繊維業界の検査機関 4 社が一体となり、「繊維産業における LCA 人材育成コンソーシアム」を発足した。コンソーシアムでは、カーボンニュートラルへ向けた国際的な産業・市場の変化に対応し、「LCA」(※)と関連するGX、DX技術によって未来に向けた繊維産業を牽引できる高度専門人材を育成する「繊維産業におけるLCA人材育成共同講座」を信州大繊維学部で開講。繊維産業の長く複雑なサプライチェーンでのインベントリデータの計測技術や排出原単位の開発、さらに標準化・認証等に向けた取組を産学官連携研究として進めることで、繊維産業全体の SX(Sustainable Transformation、企業がサステナビリティ(持続可能性)を重視した経営に転換すること)を実現することを目的としている。

コンソーシアムには信州大繊維学部と一般財団法人カケンテストセンター、一般財団法人 ボーケン品質評価機構、一般財団法人日本繊維製品品質技術センター、一般財団法人 ニッセンケン品質評価センターが参画する。

※ LCA(Life Cycle Assessment):ある製品・サービスのライフサイクル全体(資源採取―原料生産―製品生産―流通・消費―廃棄・リサイクル)又はその特定段階における環境負荷を定量的に評価する手法