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北大が中高生対象に「短編小説コンテスト」~今を生きる若者の価値観探求と、創作体験を通じた新しい学びの提供~

北海道大学は、全国の中高生を対象にした「短編小説コンテスト」を開催する。今を生きる若者の価値観探求と、創作体験を通じた新しい学びの提供を目的とするもの。北大COI-NEXT「こころとカラダのライフデザイン共創拠点」が、若者の価値観探求と創作体験を通じた新しい学びの提供を目的に、米国アカデミー賞公認の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」の協力のもと実施するもの。8月1日から10月31日まで、「インクルーシブ」「ダイバーシティ」「ジェンダー」をテーマにした短編小説を公募している。

北大COI-NEXTでは、〝若者が、自分の選択肢を増やすことができ、他者(ひと)とともに、自分らしく幸せに生きる社会〟の実現を目指し、若い世代が自分ごととして妊娠・出産など人生の選択ができるよう健康や性に関する知識やリテラシーの向上に取り組んでいる。

加えて、若者自身が自分らしい人生に向けてライフプランの選択肢を拡げることも重要。そのためには若い世代が今どのような価値観を持ち、将来に向けて何が必要か供に考えていくことが必要としている。

そこで北大COI-NEXTでは、中高生自身が性や多様性など自身を取り巻くさまざまな物事について日々感じていることや考えていることを小説や絵画、動画などの創作体験を通じて作品にすることで、それらへの理解を深め、自分で考えて表現する力や自分のスキル・好奇心を発見する力を養い、また若い世代の抱える課題や価値観を探求する取り組みの一環として短編小説コンテストを実施する。

今回のコンテストでは「インクルーシブ」「ダイバーシティ」「ジェンダー」をテーマに短編小説を公募。多様性が拡がりを見せ、〝個〟を大事にする時代が訪れるなか、それぞれが抱える想いや物語がある。

誰もが関係するテーマだからこそ、そこにある想いをどう表現するのか―。公募に当たり同大では、自分だけのイメージ、言葉を短編小説という一つのカタチに残して欲しいと、呼び掛けている。コンテストでの受賞作品は、ショートフィルム映像化するなど、今後の取り組みも検討している。