高齢者で「うつ」の発症はさまざまな疾患のリスクとなって、要介護状態に陥るきっかけになり、予防は重要。そこで東京都市大学の人間科学部学部長・教授の早坂信哉氏による研究では、高齢者約3200人の6年間の追跡調査より生活習慣としてのお風呂(浴槽の湯につかる入浴)のうつ発症の長期的予防効果を明らかにすることを目的として調査・解析した。 調査の結果、週0-6回浴槽入浴する人と比べて、週7回以上浴槽入浴する人の6年後のうつの罹りやすさ(オッズ比)は0.76倍で、週7回以上浴槽入浴することはうつ発症のリスクが有意に低くなっており、毎日浴槽入浴することで高齢者のうつ発症を予防できる可能性があることが分かった。
毎日の入浴で「うつ」を予防 東京都市大教授が調査解析
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