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微生物のコミュニティの電気伝導度を測定 筑波大が新手法開発 基盤技術として活用可能

筑波大学の徳納吉秀助教は微生物のコミュニティにおける電気伝導度を測定する新手法を開発した。環境・エネルギー技術の開発に役立つ微生物選定への応用や電気的生態系の解明を加速させる基盤技術として活用できそうだ。

微生物には電気伝導性を有する生物もいることが分かっていたが、その普遍性は知られていなかった。電気を流すためには微生物の集合体である「バイオフィルム」の形成が必要だが、多くの微生物で難しかったためだ。研究ではそのプロセスを必要としない手法を構築した。

徳納助教はコロニーと呼ばれる微生物の集団を寒天に形成し、それを電極へ押し当てて伝導性を測定する簡単な実験法を考案し、実証した。測定された伝導度はバイオフィルムと同等であり、今後の基礎技術として利用できる可能性がある。

徳納助教は「研究成果は微生物燃料電池、嫌気性消化、電気化学センサーなど環境・エネルギー技術の開発に役立つ微生物の選定応用できる」と評している。