東京大学の村上健太郎教授らの研究グループは、適切に食品を摂取するための指標「フードリテラシー」が高い人ほど食事の質が高いことを明らかにした。
研究グループは昨年2~3月に20~79歳の日本人5998人を対象としたオンラインアンケートを実施。食事の質を調査した。
それによると、フードリテラシーが高い人ほど1日の食事の質、朝食の質、昼食の質および夕食の質が高いことが明らかとなった。また、その関連性は男性よりも女性が高いと分かった。
村上教授らは「一般の人々の食事の質を改善するための栄養教育のあり方や行動変容
を目指した介入内容を考えるうえで重要な科学的根拠となる」と説明している。