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コンピューティングとモバイルネットワークの融合 NTTとドコモが成功 6Gサービスの端末に依存しない利用を実証

日本電信電話(NTT)とNTTドコモは、モバイル端末の通信状態などに応じ、ネットワーク内に専用コンピューティング機能を構築し、高性能なアプリケーションを低遅延で利用できることを世界で初めて実証した。これにより、端末にも高性能な処理能力が要求される6G時代のサービスにおいて、機器に依存せず利用できることが期待される。

6Gでは現実世界の人や物をサイバー空間に蓄積などを行うサービスの実現に向けて、端末とクラウドが密接に連携することが求められている。

両社はNTTが6G時代のコアネットワークとして提案する「インクルーシブコア」構想を基に携帯電話のネットワークを拡張することで6Gの特徴の一つであるコンピューティング機能を備えたモバイルネットワークを構築。共同で実証した。

NTTとドコモは「ユーザーが端末の処理能力やサービスの負荷状況に左右されず、いつでもどこでも使いたいサービスを自分主体で利用できるような新たなサービス形態の検討を進める」とコメントしている。