九州工業大学と名古屋大学、産業技術総合研究所は、iPS細胞を介さずに、すでに分化した細胞を別の種類の細胞へと直接変換する「ダイレクトリプログラミング」を誘導する薬剤など低分子化合物の組み合わせを予測するアルゴリズムを開発した。
ダイレクトリプログラミングとは、iPS細胞のような未分化の細胞を介さずに、すでに分化した細胞を別の種類の細胞に直接変換する技術。
ダイレクトリプログラミングを誘導する化合物の組み合わせを予測する機械学習アルゴリズムの開発により、細胞のがん化リスクを回避することに貢献できるという。研究グループは「本研究は再生医療における細胞治療法の開発への貢献につながる」と説明している。