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腸管の老化抑制に期待 特徴的な2つのT細胞を同定(東京医歯大) 

東京医科歯科大学の岡本隆一教授らの研究グループは、老化したマウスの小腸において特徴的な2つのT細胞集団が増加していることを突き止めた。老化の抑制や長寿につながる可能性があるという。

研究グループは腸管免疫系、特に老化において重要な役割を持つT細胞の加齢に伴う変化について詳細な解析を実施。老化したマウスの小腸で、腸管特異的な2つのCD4⁺ T細胞集団が増加することを認定した。これらが腸管の老化抑制や長寿に関わる可能性が示唆されている。

岡本教授らは「腸管自体の老化制御や長寿に寄与する治療へつながる可能性ある」と期待を寄せている。