文教速報デジタル版

BUNKYO DIGITAL

文教速報デジタル版

BUNKYO DIGITAL
中国で絶滅した「スライゴオオサンショウウオ」が日本で生きていた 京大など4機関が動物園と水族館で発見

京都大学と国立科学博物館、琉球大学、北九州市立いのちのたび博物館の研究グループは、中国で絶滅したオオサンショウウオの一種が、国内の動物園と水族館で1頭ずつ飼育されていることを発見した。

遺伝的に純粋なチュウゴクオオサンショウウオも、本来の生息地である中国では絶滅の危機に瀕している。さらに近年チュウゴクオオサンショウウオは複数種に分割され、一部の種は絶滅またはその恐れが非常に高くなっている。

研究では交雑オオサンショウウオのスクリーニングをする目的で京都市の鴨川と、三重県と奈良県のオオサンショウウオ、動物園、水族館、個人宅で飼育されていたチュウゴクオオサンショウウオを調査した。

そのうち2匹が絶滅したと考えられた中国産の「スライゴオオサンショウウオ」で、両方とも雄であった。生きた固体の退職や形態が観察されたのは初めてのことだという。

研究グループは「元の生息地では絶滅した種でもあり、できれば個体群を復活させて今度は絶滅しないよう保護したい」と説明した。