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IODP、大陸が海洋に遷移する仕組みの解明を目指す 東大などから3人が研究航海に参加

国際深海科学掘削計画(IODP)の研究航海「ティレニア海盆にて大陸から海洋への遷移を探る」が、9日から開始される。日本からも東京大学の秋澤紀克助教と日本原子力研究開発機構の安邊啓明研究員、金沢大学の森下知晃教授が参加する。

研究航海は大陸が海洋に遷移するメカニズムの解明を目的としており、地中海にあるティレニア海盆での掘削を行う予定。海盆は若い年代の岩石でできているため、大陸が海洋に遷移する様相が観察できる。

今回の掘削では、海盆を東西方向と南北方向に横断する複数の地点で、浅部の地殻物質から深部のマントル物質までの段階的な掘削を実施する。マグマや深部マントル物質の採取などを目指すという。