聖路加国際病院とNTTコミュニケーションズ、NTTデータ経営研究所は循環器病患者に対するスマートフォンの自動歩数取得と行動経済学モデルを取り入れたアプリケーションを利用したシステムを開発。患者に対する歩数への影響を調査した。
研究ではスマホの自動ステップカウントを使用したゲーム化プログラムを利用した。昨年1月9日~4月13日に4週間の介入と1週間のフォローアップで構成される試験を行い、29人からデータを得た。
参加者の行動を解析したところ、平均の歩数は増加していていた。また、フォローアップ期間中も歩いた量は増えていると分かった。非金銭的なポイントを利用するゲームに基づくフィードバックが、循環器病患者の歩数を伸ばす効果が示されとしている。
研究チームは「今後はランダム化比較試験を実施し、有効性および理論の証明を行うことが期待される」としている。