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目標特性値を持つ新規化学材料の組成を発見 工場での製造工程最適化などに期待(東北大とLGジャパンラボ)

東北大学の大関真之教授らの研究グループは、韓国電気大手LGエレクトロニクスの研究法人「LGジャパンラボ」と連携してこれまで未探索であった目標特性値を持つ新規化学材料の組成を発見したと発表した。創薬分野での候補物質の探索など複雑な減少における新たな解決手段の探索など産業分野への適用が見込まれる。

無数の組み合わせから最適解を選択する「量子アニーリング」は実社会への応用が期待されているが、得られた結果を検証するために時間や資源といったコストがかかる場合に、計算速度の恩恵を受けることが難しいという課題があった。

大関教授らは量子力学を利用した効率的な探索に注目。実際の化学材料の組成探索において、量子アニーリングマシンとベイズ的最適化という枠組みを利用して、これまで未探索であった目標特性値を持つ新規化学材料を発見することに成功した。

同大は「今後も東北大学は、日本を代表する量子ソリューション拠点として、基礎研究から得られた知見を、企業との共同研究などを通じてさまざまな産業の課題を解決し社会に還元していく」とコメントしている。