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「有胞子性乳酸菌」の経口摂取、熱条件下での成育阻害を抑制 理研・北里・三菱ケミカルが明らかに

理化学研究所研究と北里大学、三菱ケミカルのグループは熱安定性の胞子を持つ「有胞子性乳酸菌」の経口摂取が、暑熱条件下で動物の生育阻害を抑制することと、その作用プロセスの一端を明らかにした。

地球温暖化の影響から人命を守り畜産を管理するために暑熱ストレスを回避する方法が必要だ。3団体の研究では、有胞子性乳酸菌プロバイオティクス「ワイズマニア・コアグランス」を評価した。

その結果、ストレス下における成長阻害がこのプロバイオティクスの投与で引き起こされにくくなることが明らかとなった。さらに、消化器のデータを機械学習によって分類し、ストレス下で成長に関与する因果を推測することに成功している。

研究グループは「本研究の成果は国際的な食糧問題の解決と気象変動対策という双方の視点において重要である」としている。