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ALPが血液透析患者の死亡、心血管疾患、骨折に関与 新潟大と東海大が国際共同研究で解明

新潟⼤学の⼭本卓病院教授と東海⼤学の深川雅史教授らは、⾎液透析患者の国際共同研究(DOPPS)に参加。⾎液透析患者の⽣命予後と⼼⾎管疾患、⾻折にアルカリフォスファターゼ(ALP)が関連していることを明らかにした。

ALPは肝臓や腎臓、骨などで作られる酵素。骨では全体の半分を占めるとされる。研究では9カ国2万8888人の血液透析患者を対象に、ALP値と副甲状腺ホルモン(PTH)値の死亡や心血管疾患、骨折との関連を分析した。

ALPの高い値は低カルシウム血症、低リン血症、カルシミメティクスしようと関係した。そうでなくてもALPは死亡、心血管疾患による死亡及び骨折と大きな結び付きがあったという。

山本教授らは「ALPを適切に管理することで、⾎液透析患者の予後を改善することが期待される」と説明している。