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ゲノムDNAに内在する1塩基変異を簡単に検出 山梨大研究Gが手法開発

山梨大学の川原敦雄教授の研究グループは、ゲノムDNAに内在する1塩基変異を簡単に検出できる新しい手法の開発に成功した。

人は1塩基変異が原因で数多くの遺伝子疾患を引き起こしていることが報告されているが、その変異の同定には高い費用がかかる。研究グループは低価格、短時間で変異を検出する方法を開発した。

川原教授らは「本研究は1塩基変異の直後に4つのG(グアニン)を挿入したGIPと名付けた1本鎖DNA用いることで安価に1塩基変異を検出できることを明らかにした」と説明。「今後はさまざまな生物種の1塩基変異の検出がGIMAで可能であることを調べる必要がある」としている。