日本電信電話(NTT)は、IOWNオールフォトニクス・ネットワーク(APN)を5Gラジオアクセスネットワーク基地局のアンテナ側装置(RU)と制御側装置(DU)と間のモバイルフロントホールに適用できることを通信会社Nokiaと共に実証した。
RUとDU間の距離が25㎞となる場合でも、IOWN APNを用いた低遅延伝送によりモバイルフロントホールでの標準規定を満たし、5GのRUとDUが正常に動作することを確認した。
この成果によって、RUとDU間を長距離伝送し広範囲での基地局運用を可能とすることで、DU数の削減や、電力消費の低減に貢献するという。
両社は今後について「RUとDU間での障害発生を模擬し、その環境下でもIOWN APNの動的な経路の変更により安定したモバイル通信サービスが継続できるかの実証実験に取り組み、強靭なネットワークの実現を目指す」としている。