東京大学など3機関と海外の学者らからなる国際共同研究チームは伝搬する光の論理量子ビットである「GKP量子ビット」を世界で初めて生成した。
大規模でどのような量子操作も実現可能な量子計算プラットフォームに十分な質を持った論理量子ビットを注入することで、最終的な量子計算結果が正しい「誤り耐性型量子コンピューター」を実現することができる。だが、光量子コンピューターの論理量子ビットの現実化が大きな課題であった。
研究チームは「これまでの光量子コンピューターの研究は大規模化や高速化の側面が注目されてきたが今回の成果により、超高速大規模誤り耐性型量子コンピューターの実現への道の第一歩を踏み出すことができた」としている。